カワウソが人間界最強の言語を手にする物語

カワウソは、英語する。

外国語学習

中国語や韓国語よりタイ語がオススメだった話

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はいどうも、カワウソだよ。

今の大学の多くは、第2外国語を勉強するね。特に文系学部は、それが必修科目のところも多い。

また、大学生だけでなく、大人になってから新しく言語を学ぶ人も増えていると思うよ。仕事で必要なのかもね。

 

さて、多くの人は第二外国語として中国語を学習しているだろう。

あるいは韓国語かもしれない。関係は冷えているものの、いまだに観光に来る韓国人は多い。

しかし、観光の面から言えば、中国語や韓国語以上にお得な言語があるようなんだ。

しかも、それは他に選択肢として上がる外国語、例えばフランス語やドイツ語、スペイン語といった言語ではなくて、タイ語だというのだ。

今回は、そのあたりについて詳しく見ていこう。

 

英語はトップ言語ではない

ここでは、あくまで観光立国日本、つまり、日本を訪れる外国人について考えてみよう。以下、観光業を除いたビジネス全般においては別の結果になるだろうから、そのあたりはご了承ください。

確かに世界共通語は英語だけれど、日本を訪れている外国人に限って言えば、それは真ではない。

どういうことか。

2017年7月 訪日外客数 (JNTO推計値) Visitor Arrivals for Jul. 2017 (Preliminary figures by JNTO)を参考に、各言語話者の訪日人口を計算したよ。

ここで、公用語が一つの国は訪日した全員がその言語を話し、

多言語の国は、訪日客の言語の割合=国全体における言語話者の割合としたよ。

つまり、訪日中国人780.1千人は全員中国語を話し、

訪日カナダ人179.3千人のうち179.3千人の21.3%(カナダ人のうちフランス語話者の割合)で38.2千人がフランス語、残りが英語を話すと仮定したよ。

そうすると、訪日外国人と、話せる言語の関係は次のようになったよ。

英語 1660.9

フランス語197.6

スペイン語50.6

ドイツ語113.5

中国語 8713.7

韓国語4039.9

ロシア語42.1

タイ語587.7

(単位は千人)

訪日外国人の母語に限って言えば、多い順に、中国語、韓国語、英語の順になっているね。

もちろん、中国語や韓国語を話す人の中には英語の堪能な人もいるだろうけど、どうせならば、母語で相手した方が印象がいいよね。

そう考えると、英語よりも中国語の方がいいように思うね。

中国語はライバルが多い

次に、日本にその言語のプロが何人いるか調べよう。

今回は、言語のプロの人数を把握するために、平成28年度通訳案内士合格者数を参考にしたよ。

中国語話者の観光客はたしかに多いけれど、中国語ペラペラな日本人ガイドが大勢いれば、今から勉強してもなかなか仕事にたどり着くのが難しいんじゃないかな。

つまり、この数が多いほど、現在進行形でライバルが増えていってるってことだよ。

では実際に、どれほどの人数なのだろうか。

2016年度通訳案内士の言語別合格者数は以下の通りになっている。

英語 2006

フランス語 67

スペイン語 59

ドイツ語 31

中国語 140

韓国語 60

ロシア語 13

タイ語 3

(単位は人)

圧倒的に英語での合格者が多いね。

そこから大きく差をつけて、中国語、フランス語、韓国語、スペイン語と続く。

観光者数のトップ3でないフランス語・スペイン語合格者が多いのは、文化へのあこがれもあるだろうね。あとは、大学の第二外国語とか。

ともかく、英語の通訳案内士はライバルが多いってことだね。

そもそも通訳案内士の数自体が少ないというのもあるけれど、より簡単に人気を得ようとするとなれば、英語以外の言語をマスターする必要がありそうだね。

トップはなんとタイ語だった!

そして、この各言語の話者数を、通訳案内士試験合格者数でわった数は次のようになったよ。

これが多いほど、訪日人口は多いのに日本人で話者が少ない、つまり、ガイドとして人気殺到しやすい言語と考えられるよ。

英語 0.83

フランス語 2.95

スペイン語 0.86

ドイツ語 3.66

中国語 62.24

韓国語 67.33

ロシア語 3.24

タイ語 195.9

何と、あれだけ必死で勉強してきた英語が最下位だ。

もちろん、需要がないわけでは決してない。ここでは、ドイツ人や中国人など、英語を母語としない国の人が英語ガイドを使わないと仮定した場合を想定している

実際は、ドイツ語や中国語のガイドは少ないから、代わりに英語、というのも考えられるだろう。英語がお得じゃないと早とちりしないようにね。

ただ、それを考慮しても、日本を訪れる外国人の多くがアジアから来ているのに対して、通訳案内士は圧倒的に英語が人気という、需要と供給のバランス異常が原因で、英語が最下位になってしまっている。

でも、結構意外な言語が上位にあるね。

まさかのタイ語が、他を圧倒して1位の座にいる。

もちろん、訪日タイ人は英語が喋れる人は多いだろうけど、これから発展して、英語がそれほどできないタイ人が日本にたくさんやってくるかもしれないね。

そうなった時、タイ語で通訳案内士をできるプロがいれば、経験が浅くても、十分人気になれるんじゃないかな。

逆に、英語は、確かに観光客も多いけれど、英語の案内士も比較的多い。

したがって、経験やアピールポイントがないと、難関の通訳案内士試験に合格したとしても、なかなか仕事にたどり着けない可能性が高いね。

ということで、今日のまとめ

日本の観光という点で見た場合、英語以外で身につけるとお得な言語は、タイ語、韓国語、中国語

今日はここまでだよ。ぼくも第2外国語をマスターしたいな(^●ω●^)

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