はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。
今日も頑張っていこう。
TOEICが国内に浸透して久しいけれど、それでかえって、TOEICに反対する人も出ている。
有名なのが、脳科学者を自称している茂木健一郎さんだね。
ほんとうにそうです。TOEICなんて、本来、要らない。 https://t.co/VDOGnAwVGE
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年10月15日
茂木さんはイギリスの大学院に行き、本場の英語を学んでいるから、日本のTOEIC信仰を変に思っているんじゃないかな。
確かに、TOEICが完璧とはぼくも思っていないけれど、本当にTOEICは「要らない」のかな?
僕は、TOEICは日本人に必要だと考えているよ。
今回は、この点を考えてみよう。
1.TOEICの問題点とは
まず、僕はいわゆるTOEICkerではないことをこの場を借りて表明しておこう。
残念ながら、TOEICが英語力を測るのに最適かというと、疑問に思っている。
まず、TOEICの出で立ちについて説明しよう。
TOEICを提供しているETSは、TOEFLも提供しているよ。
そして、TOEFLでは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能ある。
TOEICでスピーキングとライティングのテストを受けるには、別で申し込む必要があるよ。
日本でTOEICの点数と言えば、リスニング・リーディングの2技能を見るが一般的だね。
TOEICで満点の人でも、TOEFLで高得点を取るのは難しいとされている。
また、海外の大学でみられるのは、TOEICではなくてTOEFLやIELTSだ。
いわば、TOEICはTOEFLと比べると、国際的な知名度も低いし、一度に測れることも少ない、難易度も低い。格が違うように思う。
さらに言うと、TOEICの開発依頼をしたのは日本人なんだ。
日本経団連と通商産業省(いまの経済産業省)が開発要請をしたんだ。
つまり、TOEICはもともと日本人向けに作られたテストなんだね。
作ってるのはアメリカの会社だけど、作らせたのは日本だってことだ。
当然、国際的に通用しない。TOEFLは通用する、むしろ留学で英語力を測るのに使われることが多いよ。
2.TOEFLは長くて高い
じゃあ、TOEICなんかやめて、TOEFLに変えちゃえばいいじゃん。そう思う人も出てくるだろう。
もしかしたら、茂木健一郎さんも同じような考えをしたんじゃないかな。
じゃあ、TOEICをなくしてTOEFL一辺倒にしてみよう。
そうなると、なんと27000円ほどアメリカに流れることになる。
TOEFL iBTの受験料は 235米ドルだよ。
1ドル113.66円で計算すると、26710円。円安の時に受験したら約27000円はかかるね。
ちなみにTOEIC はL/R で5725円、S/Wも 10260円だよ。
こちらは日本円で支払い可能だから、円高円安は気にする必要ないよ。
さらに、何とかこの大金を払っていざ受験。さあ試験時間はどうなるか。
なんと、3時間以上かかるよ。
リスニング・リーディング・ライティングで合計200分、スピーキングも約10分かかるとして、3時間半くらいかかるね。
かなりの体力が必要とされるね。
ちなみに、TOEICはL/Rで約120分。
調べる技能がおおいから長くなるのは当たり前だけど、一気に3時間半はきついよね。
さあ、こんな試験はどうだろう。一度受けたらしばらくやりたくはないだろう。
もちろん、英語に触れる機会は試験でなくてもある。
だけど、今までTOEIC以外で英語に触れる機会がなかった人が、試験を廃止した途端に洋書を読んだり英字新聞を読んだりするかというと、そうはならないと思うよ。
結果的に、TOEICのように、比較的安価で短時間な試験があった方がいいということだね。
3.TOEICは指標のひとつ
もちろん、TOEIC点数を過度に重視するのは良くないし、茂木さんが本当に言いたかったのは、いわゆるTOEIC神話ってやつだと思う。
だからといって、TOEIC廃止にすると、問題がおこる。
つまり、TOEICはセンター試験のような存在になればいいんじゃないかな。
1つの指標にはするけれど、その重要度は各会社に任せて、TOEICに疑問を抱いている企業は、英検など別の試験、またはオリジナルの試験を別に課せばいいんじゃないかな。
どちらにしろ、TOEIC神話から抜け出す方法は1つ。
TOEICで早いうちに高得点を取ることかな。
そうすれば、就活や昇進においてさらなる高みを目指す必要がなくなり、消耗することもなくなる。
今日はここまでだよ。
次こそはTOEICで健闘したいな(^●ω●^)
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