カワウソが人間界最強の言語を手にする物語

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[英検1級を科学する]英検で極端な点数をとるべき『ではない』理由を考える

更新日:

はいどうも、カワウソだよ。

英検に関するツイートの中で、このようなツイートを拝見した。

 


もちろんこういう考えがあることは否定しないし、自分自身でそう考えているだけであれば何も否定しない。

しかし、あえて言わせてもらう。

こういう主張を真実だと思い、英検1級に合格する効率のよい方法だとして教えるのは極めて危険だ。

 

英語の勉強法にはいろいろあってしかるべきだし、いかなる勉強法であってもそれを阻害されてはいけない。

しかし、それを『正しい』勉強法、万人に通用する方法だとして教えようとするのであれば話は別だ。

今回はこういった『極端な』考え方に対して、本当に『科学的』に正しい勉強法はどういったものかメスを入れていくよ。

 

ちなみに、僕は2019年度第二回英検1級のリーディングパートで、読解問題を16問中16問、満点正解した。

上のカシス氏よりも良い点数であることは、この場に書いておくよ。

 

英検1級『一次試験』だけであれば極端も良い

 

カシス氏の主張は余裕で反論可能だと思うので、正直お話にならない。

とは言え、反論してしまえばブログ記事としてはあまりにも短くなってしまうので、最初に擁護しておこう。

僕としても、記事を書くうえでは頭を使いたいしね。

 

カシス氏は『実証済み』だと言っている。

では、いったい何が実証済みなのだろうか。

彼のツイッターbioを読めばわかるのだけれど、英検1級『一次試験』突破と書いてある。(当時)

 

これが大事だ。

すなわち、英検1級という難関資格であっても、一次試験合格を目標にするのであれば、カシス氏のような「極端な」点数で挑んでもよい。

一次試験合格だけすればよいと思っているのであれば、カシス氏の勉強法は非常に有用だと思うよ。

 

英検1級で全パート合格率が同じという想定は『極端』

 

以下、反論していくよ。

まず初めに、上のカシス氏が『極端にとらなきゃマズイですよ』して挙げている例が『きわめて極端』だということを指摘しておこう。

平たく言うと、彼の無知によるものだと思われる。そうでなければ、意図的なものがある。

 

カシス氏は、R・L・Wパートすべて正解率が65%だと落ちると書いている。

つまり、『極端ではない例』として、全パートの正解率が同じ場合を想定しているんだね。

 

確かに、全パートの正解率が65%の人は不合格になるだろう。

原理的にぴったり65%にするのは無理なのだけれど、それに近い点数で、R 27点(65.9%),L 18点(66.7%),W 20点(62.5%)を得点した場合、CSEスコアはそれぞれ675,670,624。合計1969点一次試験突破の2028点を下回る。

(スコア換算は2018年第3回のものを使用。えいごふるを参考)

 

しかしここで考えてほしいことがある。

リーディング・リスニング・ライティングすべてで同じ点数をとる人がどれほどいるのかと。

正直、それこそ『極端な例』だと思うよ。

 

実際、合格者平均はどうだったかというと、リーディング68.3%, リスニング77.8%,ライティング78.1%

なんと、リーディングが他の2つのパートと比べて10%ほど低い

(2018年第3回。同えいごふるより引用。)

 

あくまでも平均値なのでここから結論付けるのもまた難しいのだけれど、合格者のパートごとの平均正解率の違いに事実に目をつむって主張するのは、強引で短絡的なのではないかと思うよ。

 

『得点率が低くても受かる』から極端でいいという主張の大嘘

低い正解率で一次突破すると二次試験で大地獄を見る

 

カシス氏がなぜ極端な点数を勧めているのか。

ツイートを見る限り、『極端な点数を取ると、総合して低い正解率で一次試験を突破することができる』からだと推測される。

はっきり言っておく。

その『だから』の部分が間違っている。

 

最初の章でも書いたように、ただ単に英検1級の一次試験に受かることが目標なのであれば、それでもよい。というか、総合正解率が低くて済むのなら、それこそカシス氏がいうように極端な点数をとった方がよいのだろう。

しかし、英検1級には二次試験が存在する。

 

TOEICであればS/W試験を受けていなくてもL/Rのスコアだけでも履歴書に書いたり肩書として通用したりする。

しかし英検はそうではない。

履歴書に『英検1級一次試験合格』と書いたところで、「二次は落ちたのね」とあしらわれるんじゃないかな。

TOEICと違って、二次試験まで含めて『英検』だからね。

 

さて、その二次試験においては、一次試験で試された、リーディング・リスニング・ライティングすべての能力をうまく活用しなければ合格は難しい。

特に、リスニング力がないと大地獄だろう。

 

英検1級(おそらく他の級も)の二次試験は、4つの部門から採点される。

ショートスピーチ、発音、語彙・文法、対話の4つだ。

この4部門のうち、「発音」「対話」の2部門は、リスニング力と大きく関係していることは想像に難くない。

 

リスニング力がない人は、自分の発音も悪い。あるいは、相手の言う内容が理解できないから対話がぎこちなくなったり、きかれてもいないことを話してしまったりする。つまり、リスニング力が極端にないのに英検一次試験に受かってしまうと、二次試験で大地獄を見る。

 

これは僕自身反省するところなのだけれども、英検の二次試験はリスニング力が悪いと難易度がぐっと上がる。

極端な点数で合格し、リスニング力のなさを反省しないままだと、二次試験は何回受けても受からないということを、読者の皆さんはしっかりと頭に入れておくことをオススメするよ。

 

 

 

結論:英検二次試験に『落ち続ける』ために極端な点をとろう。

 

いろいろ書いたけれど、ぼくは決してカシス氏のことを嫌いなわけではない。

また、僕は彼が努力家であることをよく知っている。その点は本当に尊敬している。

 

カシス氏は、英検二次試験の参考書をとてつもない回数まわしている。

単語帳もそうだけれど、彼は本を何べんも回すのが得意だ。

 

 

一つの参考書を30回こなすのは、面倒臭がり屋の僕には無理だ。本当に頭が下がる。僕なら3周読んで落ちたらやり方を変えるか別の参考書を買う。

しかしそれでも、カシス氏は同じやり方を何べんもやる。30周もして効率が最悪だとわかりながらも、何度も何度もやり続ける。その根性と熱心さには驚嘆するしかない。

このブログを書くにあたって、僕は読者の皆さんにどうなってほしいか考えた。

 

結果につながらない努力を鬼のようにする人か

適切な努力量で結果を残す人か

 

僕は、読者のみなさんやフォロワーの皆さんには、後者になってほしい。

だから、僕は極端な点を取ることはオススメしない。

 

だから、前者、結果なんてどうでもよくて、とにかく努力がしたいって人には、僕の勉強法は向いていなかったかもしれない。

その人達には本当に申し訳ない。

だからお詫びといってはなんだけれど、そういう『努力こそ至高。結果はゼロ点で良い』という人には、カシスさんのツイートをフォローすることを強くオススメしておくよ。

今回はここまでだよ(^●ω●^)

 

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