はいどうも!ヤマダカワウソだよ。
本日も頑張っていこう。
英検1級の二次試験を受けてきたよ。
2017年第3回試験で一次試験に合格して、今回で名目上3回目。
1回目の受験は遅刻で行けなかったから、実質2回目の受験だよ。
今回は、前回との違いや反省点、今後受験する人に対するアドバイスなどを書いてくよ。
今後受ける人は、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいな。
なお、過去の受験記録は下記リンクをご覧くださいだよ。
相変わらず長い待ち時間
控室で80分間の待機
まず、英検二次試験前のことを時系列で書いていくよ。
今回の受験では、集合時刻が10:15。
それの少し前、10:10に到着したよ。
そこから面接開始まで、教室で待たされるよ。
で、試験が始まったのが 11時37分。 待ち時間、およそ80分。
その一方で、面接試験が終了したのが11時45分ごろ。つまり試験時間は8分。
試験時間の10倍の時間、待つ羽目になったんだね。
前回も待ったから、そのことは知っていた。だから試験対策用の単語帳も用意して教室で確確認したんだけど、それでも単語帳を3周するほどの長さだった。
二次試験の待ち時間が長いのは、受験者に対して試験監督が少ないからだと思われる。一次試験と違って、一斉にすることができない。一次試験では当然集合時間ギリギリについた方が待ち時間は短くて済む(30分くらい)だけど、二次試験ではその逆。ある程度早めについた方が、待ち時間は短くてすむようだよ。
今後、受験するみんなは、集合時刻の30分くらい前に試験会場に着いておこう。
正直なところ、英検側がもっと集合時刻に流動性を持たせたらこんな不満は解消されるはずだけど、まあそこは仕方ないね。
二次試験感想
得意分野が見つからず
そんな80分もの長い待ち時間を経て、いよいよ受験。
中学のころ、3級の面接を受験した時には、受験本に『扉の前で”May I come in?“と言いましょう。』と書いていたし、みんな”May I come in?”って言っていたと記憶しているけれど、1級の面接でそんなことしている人は一人もいなかった。
あの”May I come in?”は何級から言う必要がなくなるのか、そもそも言わなくても合格可能なんじゃないか、検証してみたいね。
さて、試験室に入ると、男性が2人。
一人は日本人(名前的に日系だったかも)、もう一人はネイティブと思われる西洋系の人物だった。
まずは挨拶&軽い自己紹介。
試「自己紹介よろしく」
僕「大学で物理を勉強中です。現段階で英語を使う機会は少ないですが、大学院に入ったら英語で研究成果をスピーチする機会もあるだろうからこの試験を受けました。(本当は進学予定はないけど。)」
旺文社の面接準備本にあるDVDでは、この自己紹介の際、自分と英語とのかかわりを話しているよ。DVDの例に従って、僕も自分に英語が必要な理由を言ったんだけど、正直これを加える必要が本当にあるかどうかは不明だよ。もし今回受かったら、次回はこの項目を言わずに二次試験チャレンジしてみたいよ。
さて、簡単な自己紹介が終わり、いよいよ試験開始。
目の前に置かれているカードを裏返すと、5つのトピックがある。その中から1つ選んで、1分間だけ考えたのちに、2分間スピーチをする。
この点は、前回と変わらない。ルール変更はない。
僕はトピックを選ぶ際、自らの得意分野、すなわち科学・環境分野のトピックを選ぼうとあらかじめ決めていたよ。
前もって決めておくことで選ぶための労力を減らす意図だ。前回も、科学関係のトピックを選んだよ。
しかし、これが裏目に出た。科学のトピックも環境問題のトピックも、見当たらなかったんだ。
英検1級 面接大特訓によれば、二次試験で頻出な分野は「政治」・「経済」・「文化・スポーツ」。「科学技術」「環境問題」の割合はそれぞれ11%と7%とで、そんなに高くない。
同本によれば、英作文のトピックで「環境」「科学技術」の出る割合はともに15%で、面接試験よりも高い。
政治や経済を得意分野にしておくべきだったと後悔したよ。
トピックを読み間違える
しかし不幸中の幸いか、僕は救われた。むしろ、ラッキーだとも思った。
練習問題とほぼ同じトピックを見つけたからだ。
それが、
Should companies in financial trouble receive government support?(財政トラブルのある会社は政府の支援を受けるべきか)
というもの。
英検1級 面接大特訓の練習問題の一つに
Should major companies in financial trouble receive government support?(財政トラブルのある大企業は政府の支援をうけるべきか)
という、ほとんど同じものがあったのを思い出した。
待ち時間中にこの本を使ってスピーチ練習をしていたから、これはラッキーだと思ったよ。
練習の成果もあって、companyをcorporationに言い換えたり、troubleをcrisisに言い換えたりできた(英語は、同じ意味でも複数の違う単語を混用した方が評価が高いとされる)。
ちなみに、意見としては賛成で、理由としては
・会社が破産したら国内経済に半端ない影響がでる
・国内会社が海外に買収され、技術が流出するのを防ぐため
を述べたよ。
時間配分に不安はあったものの、なんとか時間内にスピーチも終わらせた(もしかしたら1分30秒くらいだった可能性もある。)
スピーチを終えた瞬間、「よし、勝った!」と思った。
しかし、悲劇は起きる。
スピーチが終わり、それに関する質疑応答が始める。
面「大企業についてはよ~くわかりました。でも、中小企業についてはどうおもう?」
この質問を聞いた瞬間、僕は自分の失態に気付いた。
トピックを読み間違えていた。
トピックには「企業」としか書いていないのに、練習問題と同じ「大企業」に限定したスピーチをしてしまっていた。
僕「まあ、技術流出とかありますし、政府のサポートはあった方がいいんじゃないですかね?」
という感じのことでつなげたけれど、この読み間違いがどれくらいの失点になるか、気が気でたまらなったよ。
そしてもう一つの失敗。もう一人が質問する。
面「政府のサポートといっても、それは、お金をあげるのか、それともローンとして貸すのか、どっちがいい?」
僕「ローンがあるとプレッシャーになってうまくいかなくなるので、金あげる方がいいと思う。」
面「じゃあ、もしローンの場合、利子はつけた方がいい?たとえばなんちゃらかんちゃら」
僕「ん?ああ、2年とか10年とか、そういう…… (ここで違和感に気付く)すみません、もう一回質問良いですか?」
面「いや、期間とかじゃなくてね。利子はあった方がいいか、お尋ねしたい。」
僕「Ah~! まあ日本とか、でかい国なら利子で金もうけする必要ないし、企業としても負担だし、無い方がいいんじゃないですか?」
(ここでタイマーがなる)
試験終了。
いま思うと、僕が「ローンよりも金あげちゃったほうがいい」って言ったのに「ローンは利子付けた方がいい?」って質問が続いてて、何か聞き間違えた可能性があるよ。もうちょっと丁寧に質問を聞いていればよかったな。
二次試験を振り返って
反省点
前回もだけれど、試験中に「あ、これしくったな」と思うところがいくつかあったよ。
一つはトピックの読み間違い、もう一つは質問の聞き間違いだ。
改めて、文字におこしてみると、えげつない失敗だったと実感するよ。
一方で、前回よりうまくいった点もある。
それが、詰まることが少なくなったという点だ。
前回は、試験中に「投資する」の英語investigateが出てこず、数秒フリーズしてしまった。知っているはずの単語を度忘れすることほど恐ろしいことはないと思ったよ。
前回よりはスムーズに喋れた、というのが実感としてある。しかし同時に、読み間違い・聞き間違いがはっきり表れてしまったのが残念だったよ。
今後の課題
英検で一次試験免除になったのは今回が3回目。つまり、もし今回不合格だったら、次回は免除がなくなり、一次試験からまたやり直さなければならなくなる。正直面倒くさいよ。
面倒なことを避けたいから、僕は今まででは一番練習したと自覚している。しかし、そのほとんどは独学で、英会話は何度かしたけれど、英検に特化したものではない。つまりほとんど全部一人部屋にこもって、まるで独り言をするかのようにスピーチを練習していた。
その結果、対面で行うスピーチに慣れず、また相手の話を聞き取る練習もできず、結果質問を聞き間違えるという失敗をしてしまった。
僕はたいていの勉強は独学でやってきたけれど、面接試験については、評判の高い英会話教室で英検特化の訓練をした方がよっぽどいいなと実感したよ。
そしてもう一つ失敗だったなと思ったのが、会場到着時間。早めに到着していれば、気がたるまないうちに二次試験を受けることができたかもしれない。
まとめると、反省点・今後受験生に注意してほしい点は
・二次試験は早めに会場に着く。集合時間ギリギリに着いた場合は、待ち時間は1時間以上あることを覚悟すべし。
・一次試験は独学可能だが、二次試験については一人では限界がある。評判のいい英会話教室か、オンライン英会話などで英検特化コースを受講するなどする。
・練習問題と似たトピックが出されても浮かれない。文を、先入観なしに正確に読む
今回はここまでだよ。
読者の中で英検を受験した人が、無事合格していることを願っているよ(^●ω●^)