カワウソが人間界最強の言語を手にする物語

カワウソは、英語する。

外国語学習

英語力あげるためなら長期留学より短期留学のほうがお得だという事実

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はいどうも、カワウソ(@english_otter)だよ。

留学を勧める人は多い。当然、ネイティブに囲まれて生活した方が語学力が上がるというのは当然の話ではある。

しかし、統計的に見ると、留学したらしただけ必ず効果が上がるかというわけではないみたいだ

具体的には、語学力向上を目的の場合は、留学は1年未満、あるいは2年以上した方がいいんだ。

 

現実問題として、留学の期間としてよくあるのが、1年未満と2年以上だし、1年以上2年未満の留学をするというのはあまりないかもしれない。

けれども、海外に滞在するのであれば、1年以上2年以下の期間滞在するのは、ちょっと考え直した方がいいかもしれない。

今回は、留学と英語力の関係をみていくとともに、なぜ1年以上2年未満の海外滞在はちょっと考え物なのか、かんがえていくよ。

 

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1年以上2年未満の海外滞在はむしろ逆効果

リスニング・リーディングともに大幅にダウンする

TOEICが2018年6月に公開した、2017年度におけるTOEICスコアと受験者アンケートの統計を引用するよ。

(https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/DAA.pdf)

 

アンケートの中には、英語圏への滞在経験とスコアの関係も示されてあった。

『滞在』とあるから、留学だけでなく、旅行や仕事における滞在も含まれているみたいだね。

今回はそれを引用するよ。(スコアはリスニング/リーディング の順)

 

まずは社会人。

英語圏滞在なし  249/198

6か月未満                293/238

6か月~1年              363/300

1年~2年                  361/299

2年以上                    387/325

 

続いて、学生のデータがこちら。

滞在なし                  238/185

6か月未満                277/210

6か月~1年              358/271

1年~2年                  338/253

2年以上                    375/288

社会人・学生ともに共通している傾向があるね。

まず、英語圏滞在期間は6か月未満6か月~1年とで大きくスコアが異なる。

リスニング・リーディングともに60点から70点くらい上がっているね。

データで公表されている中では最も差が大きかったのが、『6か月未満』と『6か月~1年』だったよ。

 

そして、逆に1年~2年間の英語圏滞在では、6か月~1年未満の滞在よりも平均スコアが低い。

特に学生の場合はその差が顕著で、リスニング・リーディングともに20点近く落ちている。

 

2年以上の滞在経験者だとさすがに平均スコアは高いけれど、より細かくは書かれていない。

つまり、2年ぴったし滞在したところで、やはり英語力は短期滞在者よりも低くなっているおそれがある。

より具体的に、何年滞在すればよいか、2年は大丈夫なのかそれとも5年暗いつづけた方がいいのか、このデータからは分からない。TOEICにはもっと細かく調査してほしいところだけれど、ともかく、1年以上2年未満の英語圏滞在者は、6か月以上1年未満の短期滞在者よりも平均して英語力が低いことがわかったね

 

英語は短期集中の方が伸びる

では、なぜ1年以上2年未満の英語圏滞在は、短期留学よりも語学力向上効果が低いのか。

このあたりに関して、ケンブリッジ大学の興味深い調査結果がある。

一言で言ってしまえば、語学学習に関しては「コツコツ長期型」よりも「短期集中型」の方が効果があるんだ。

ケンブリッジ大学が語学と学習時間について行った調査では、「普通のペースで行われる語学授業」「30日の短期で詰め込む集中型授業」「海外留学」の中で、もっとも効果があったのは、二つ目の「短期集中型の授業」であったことが明らかになりました。

【インタビュー】メンタリスト DaiGo 氏が明かす! 英語学習の間違った常識と新たな学習法の提案

 

短期集中授業は、なんと海外留学以上に効果があったそうだけれど、このことは、留学期間の長短に関しても言えそうだ。

すなわち、留学するにしても、ある程度短期でやった方が長期留学よりも効果的、というわけだ。

これはあくまでも予測だけれど、1年も滞在したら、「まだ1年あるし」と思い、良いスタートダッシュができない人が多くなるのが一因なのではないかな。

それに、1年以上の滞在だと、1年未満の留学と比べて在学届とか住民票とかの面倒くさい手続きが増えるだろうしね。英語以外の点で忙しくなるのかもしれない。

 

ともかく、英語力向上を主な目的としているのであれば、留学は6か月以上1年未満が最もコスパがよく効果的のようだね。

もちろん、語学以外の目的(就学など)があるのならば、長期留学もオススメだよ。ただしその場合も、できれば最低2年以上は滞在・留学した方が良いようだね。

 

まとめると

英語圏に滞在した人の中で、滞在期間が1年以上2年未満だったグループは、6か月以上1年未満のグループよりもTOEICの平均スコアが低い。

留学に限らず、語学学習は長期プランよりも短期集中の方がよい

そもそも語学力向上が目的なら、留学は最適な方法ではない。

ということだね。

 

今回はここまでだよ。

留学は費用もかかるし、どうせするのならば、データを駆使して、もっとも効果的に英語力を上げられたらいいね(^●ω●^)

 

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