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語学力の男女差とその解消方法を考える

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はいどうも、カワウソだよ。

一般的に女性は男性よりも語学力があると言われている。

実際僕の周りにも英語力の凄く高い女性は大勢いるし、中高の英語の先生は全員女性だった。

逆に言えば、男性はその性を持っている時点でややハンデな気もする。

 

しかし、一般に言われていることと実際の調査結果が異なることはよくある。

なんとなく、TOEIC満点コーチは男性がおおいような気もするしね。

 

果たして、男性と女性とで、語学力に差はあるのだろうか。また、あるとすればそれはどのくらいのモノなのだろうか。

本当に、女性は男性よりも語学力に優れているのだろうか、今回は検証していくよ。

また同時に、男性であっても語学力に自信を持ってよいかどうか、それについても考えていこう。

 

データから女性の英語力の優位性は示されている

 

語学力全般で能力を測るのは結構大変だ。

しかし、こと英語に関しては、男女差をしめすある指標が存在している。

 

TOEICが世界規模で行った調査で、受験者の男女別平均スコアが発表されているよ。

(https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/pdf/Worldwide2017.pdf)

 

それによると、男女別でのTOEIc平均スコアは以下の通り(リスニング/リーディング の順)

男性 307/257

女性    327/265

平均値で言うと、女性は男性よりもリスニングで20点、ライティングでも8点高い。

リスニング・リーディングともに、男性より女性の方が平均スコアが高いことが明らかのようだね。

 

 

脳の構造は男女で大差がない

英語力に差はあるけれども、『個人差』レベル

 

しかし、だからと言って「男である我々は語学力で女性陣に勝つことができない」と思うのは早計だ。

というのも、男女の脳の構造はすでに単なる言い訳でしかないことが、脳科学的に明らかになっているからだ。

 

語学力の男女差ではないものの、東京大学の四本准教授の研究で、メンタルローテーション(立体図形を脳内で回転させるテスト)のテスト結果と性別の関係が明らかになった。

これによると、男性被験者と女性被験者との間では、統計的に有意な差があったという。

(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/020800002/021400005/?P=1)

すなわち、全体的にみると、男性よりも女性のほうがこのテスト結果がわるいということが分かった。

しかし、その男女平均の差の値は、個人差として想定されるような値よりも大きいというわけではなかった。

 

すなわち、脳の構造は男女でそれほど変わらないということだ

より正しく言い換えれば、男女差は確かにあるものの、それは個人差の範囲内である。

つまり、「地図読める女性もいっぱいいるけれど、男性よりはちょっと少ないよね」レベルの差であって、決して「女は全員地図が読めない」というレベルの話ではないということが、研究で明らかになったんだ。

 

 

で、同じことが語学力にも言えるのではないかと考えているよ。

たしかに、脳のつくりからして、女性の方が語学力に向いているというのはあるかもしれない。

しかし、それ以上に重要なファクターがあって、それさえつかめば性差にかかわらず、英語は得意になるはずだ。

以下、その点について調べていこう。

 

 

男女差のハンデは回数で巻き返すことが可能だ

 

上に挙げた通り、TOEICスコアの男女差は、リスニングが20、リーディングが8だ。

確かに、男女差は確認される。

しかし、この差は、他の要素と比べるときわめて小さい差だ。

 

例えば、TOEIC初受験の人と3回以上受験している人のスコア平均の差は、リスニング46、リーディング38も違う。

あるいは、職業別スコアの平均スコアは、教師・講師の人は、科学・技術系の職についているひとよりもリスニング69。リーディング72高い

 

勉強期間でみると、10年以上英語を勉強している人は、勉強時間が4年以下の人と比べて、リスニング95、リーディング103も高い。

ここから導き出されるのは、男女差以上に、受験回数や職業・勉強時間といったものの方が、英語力に差をつける要素であるということだ。

具体的に考えると、例えばTOEICを初めて受ける女性の平均点が、3回目に受験させる男性の平均より高いとか、そういうことは全くない。性差はあるものの、努力や回数を重ねることで逆転可能なことだ。

当然といえば当然だけどね。

 

今回はここまでだよ。

まとめると

語学力、少なくとも英語力(TOEICの点数)においては女性は確かに男性よりも得点が高い。

しかしその差は、受験回数や英語の勉強時間による差よりもはるかに小さい。

したがって、男女差を理由に「自分は英語ができない」と思い込むのは非常にもったいない妄想だ。

 

男性であっても女性であっても、TOEICで高得点を取るのは可能だ。

性差を言い訳にせず、しっかり勉強して語学力をきたえよう!(^●ω●^)

 

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