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英検1級の長文対策にジャパンタイムズ社説集は超オススメだ!

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はいどうも、カワウソだよ。

英検、特に僕が目指している1級の勉強をしていて思うことがある。

それは、英検の参考書は少ないということだ。

 

もちろん、TOEFLやIELTS、あるいは国連英検などの試験と比べると、英検の参考書はまだ豊富だといえる。

しかし、TOEICと比べると圧倒的に少ない。

TOEICの参考書・問題集が書店に山ほど売られているのと比べると、英検についてはそこまで盛り上がっていない。

個人的には、TOEICより英検を推しているので、少し残念なことだよ。

 

英検、特に1級などの上位級では、問題集も参考書もあまり多くない。4技能試験で増えるかと期待されたがほんのわずかばかり、植田一三先生が書いたものが増えただけで、いつの間にかそもそも民間試験の活用が延期になった。

そういう状況だから、旺文社のいくつかの問題集を解き終えてもなお物足りない、という人が出てくるかもしれない。

英検の問題は決して独特ではなく、長文やリスニングの文章はかなり優れたものだと思っている。だからぶっちゃけ新書を読みまくればそれで十分対策になると思っているよ。(後記 実際、単語以外で英検に特化した勉強を一切せずに、文章問題を全問正解、リスニングも8割の正解率を達成したよ)

とはいえ、どうせ読むなら、英検対策により効果的なものがいいだろう。

TIMEなんかの雑誌は英検1級受験者にとってはやや難しすぎるし長すぎる。

読解力のコツは多読にある。たくさん読まなくては読解力はつくはずもない。TIMEの文章をてこずりながら読んでいくよりかは、英検1級と同じくらいのレベルの文章を多読するほうが効果的だろう。

今回は、そういう人、英検など英語資格の勉強に物足りなさを感じている人にJapan Timesの社説集をオススメしていくよ。

Japan Timesの中でも、ニュースそのものではなく、社説をいくつか集めている。

で、この社説集がとてつもなく英検1級対策に適しているんだ。

今回は、英検1級の長文、そしてリスニング対策にも、ジャパンタイムズ社説集がうってつけだというその理由を書いていくよ。

 

ジャパンタイムズ社説集は分量・単語ともに英検1級+αレベル

ジャパンタイムズ社説集の分量は800語~1000語程度

英検1級の長文対策にジャパンタイムズ社説集がなぜ適しているのか。

その理由の一つが、レベル・分量がちょうどいいという点にある。

 

まずは分量。

社説集1つあたりの単語数は800~950語程度。

英検1級の長文問題が500~900語ぐらいだから、英検よりちょっと長いくらいだね。

 

これがTIMEとなると、6ページにわたって延々と文章が続くようなこともあるから、英検対策としては少々レベルが高すぎる。1級の問題がギリギリできるレベルの人が挑むと挫折すること間違いなしだ。

逆に、TOEICの問題集では、1題当たりの語数はそこまで多くない。英検上級では出ないような文章もあるし、これまた向いているとはいいがたい。

英検という目標達成のためであれば、このジャパンタイムズ社説集がちょうどいいのではないかと思うよ。

 

単語レベルも英検1級レベル

 

また、ただ分量がちょうど良いというだけではない。

ジャパンタイムズ社説集は、英単語の難易度も英検1級レベルなんだ。

たとえば、社説集2017年下半期の記事”Tireless advocate for human rights in China dies”では、以下のような単語が載せられている。

 

steward(支配人)

be spared ~(~を逃れる)

clarion call (明快によびかける声)

draw on (~に準拠する、~を下敷きにする)

medical parole (医療的措置による仮釈放)

 

時事問題ということもあって、英検1級を超えているところもあるかもしれないけれど、かといって読めないことはない。

というのも、このジャパンタイムズ社説集、見開きの左側(偶数ページ目)に文章、右側(奇数ページ目)には単語の解説がのっているんだ。

 

つまり、読んでいて単語がわからなければ、左を見ればすぐに意味がわかる。

そうやって、意味を確認しながら読んでいくうちに、英検1級で求められる語彙力がつくのではないかと思うよ。

(ただ、1冊やれば単語問題網羅できるかというとそうではないので、ちゃんと英単語の勉強はしよう)

 

ジャパンタイムズ社説集は、文章構成も英検1級と似ている

ワンフレーズ・ワンコンテントがわかりやすい

さらに言えば、ジャパンタイムズ社説集の文章は英検で出題されるような文章スタイルと似ている。

というのも、ワンフレーズ・ワンコンテントというのが非常にわかりやすい形で表現されているんだ。

 

一般的な英語の文章では、日本語における段落以上に、ひとつの段落に内容は1つという原則が守られていることが多い。

個人的には、英検側もその点を重視しているようで、1級で出題される長文5題のうち、最後の長文を除く4題は、文章の各段落の概要がわかれば簡単に解けるシンプルな問題だ。そして、最後の長文も、内容要約の力が試されれている。

TOEICだと「この単語を見逃したら解けません」という問題がちらほらあるけれど、英検ではそういうことは見かけない。

長文の5題中5題すべて、「この段落をまとめなさい」という問題だ。

だから、段落まとめ力さえつけば、リーディングで合格圏内には十分入る。

 

で、その段落まとめ力を鍛えるのにも、ジャパンタイムズ社説集は向いている。

ジャパンタイムズ社説集では、ひとつの社説につき段落は6~12つ。

そして、ひとつの段落に内容は大きく1つだけだ

 

さらに言えば、段落ごとに数字がふられていて、区切りがわかりやすい。

この区切りを意識して、段落ごとに何が書かれていたか、脳内でまとめながら読めば、英検の問題は非常に易しく思えるようになるよ。

 

 

ジャパンタイムズ社説集はリスニングにも対応可能!

さらに言えば、ジャパンタイムズ社説集は英検のリスニングにも対応している。

英検のリスニングでは、TOEICよりも長い説明的文章が読まれる。

すなわち、TOEIcの練習だけやっている人は、途中で聞き取れなくなる可能性がある。

 

そこで、ジャパンタイムズ社説集だ。

これにはCDがついていて、男性または女性が社説を読んでくれている。

流石に英検のリスニングで社説一つ分くらい長いものは出題されないけれど(最終問題のインタビューを除く)、段落1つぶんくらいの分量なら十分読まれる。

TOEICの教材にはなしえない、そこそこ長めの文章を聞くためには、ジャパンタイムズ社説集が適しているのではないかな。

 

まとめ

まとめると,ジャパンタイムズ社説集は

・分量、単語のレベルが英検1級の長文問題に適している

・『一つの段落に一つの内容』を意識している英検の問題の対策がしやすい。

・TOEICより長めの文章が出される英検1級のリスニング対策ができる

 

という3点で、英検1級の学習における極めて優れた教材なのではないかと思うよ。

今回はここまでだよ。

これを読まれた英検受験者の方が無事良い結果を出せることを祈っているよ(^●ω●^)

 

 

 

 

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