カワウソが人間界最強の言語を手にする物語

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英検1級リスニングで正解率8割を確実にたたき出す勉強法

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はいどうも、カワウソだよ。

日本人が英語を学ぶにおいて最も苦労する分野の一つがリスニングだ。
高校や大学の試験では、リスニングの問題も出題されるものの、リーディングと比べるとその重要度は低い。

TOEICや英検・TOEFLなどの試験ではリーディングとリスニングの価値が同じだし、実際スピーキングを重視する割には、受験ではリスニングはどうも軽んじられた存在だ(なお、ライティングはそれ以上に存在感が薄いようだ……)

センター試験が廃止されて共通テストになった今はリスニングの配点が高くなった(リーディングと同配点)けれど、それよりも前の世代はリスニングの価値を低く思いがちだ。

そのため、学力の高い大学出身で、リーディングでは高得点を取れる人の中にも、リスニングができない人は多い(東大など英語試験でリスニングがある大学もあるから一概にそうとは限らないけど)。

僕自身その一人で、2019年度第1回英検1級では、リスニングパートの正答率はわずか59.3%だった(27問中16問)。これは受験者平均(≠合格者平均)とほぼ一緒の点数だ。

もともと耳には自信がなかったので、「まあほかで取れればいいや」と半ばあきらめていたよ。まさに、旧来の受験勉強の延長上のタイプだ。現代の学校英語教育を「文法偏重で、英語で話せない学生をつくりだしている」と批判する人からすればいい的だ。

 

しかしその4か月後、爆発が起こった。同年度第2回英検1級で、リスニングパートで正解率81.5%27問中22問)を取得したんだ。

正解数で考えると、4か月の間に22.2ポイントの増加に成功したんだ。

 

さらにぶっちゃけて言うと、僕が英検リスニングパートの対策に取り組みだしたのは試験日のわずか1ヶ月前

問題集の音声を2周しただけに過ぎない。すなわち、過去問を深く研究したわけではない。過去問のパターンを学んだために点がとれたわけではない。

 

にもかかわらず、前回の得点を大幅に超え、自己記録初の8割越えに成功した。

そこで思ったのだけれど、少なくとも英検のリスニングは、耳に自信のない人でも十分対応可能なのではないかな。

今回はその仮定のもとに、どうすれば英検1級のリスニングで8割越えを達成できるか、その方法を自らの経験をもとに考えていくよ。

 

スピードラーニングはリスニングにほとんど効果ない

「聞くだけ」は超非効率的な勉強法

 

そもそもリスニングの練習って何をすればいいのだろう。

まず思い浮かぶのが、「とにかく聞きまくる」ことだろう。

いわゆる『スピードラーニング』が流行ったこともあったね。

 

しかし、断言する。

英語の音声を聞くだけでリスニング力はほとんど向上しない。

というのも、リスニングの聞き流しは極めて受動的なんだ。

 

リーディングであれば、文章を読み、内容を理解する。自分から読まなければ文字は動いてくれないから、おのずと能動的になる。

しかしリスニングは、寝ていても音声が自動で流れる。意識していなくても勝手に流れてくる。

ここに、リーディングとリスニングの違いが存在する。そして、この違いが、リーディングは得意なのにリスニングがてんでだめな人を形成しているのではないかと思っているよ。

リスニングにおいても、リーディングと同じように、もっと能動的に勉強しないとだめ。やはり、リスニングにおいても能動的な行動が必要なのではないかな。

 

ちなみに、スピードラーニングといえば、プロゴルファーの石川遼さんが使っていることでおなじみだったね。

しかし、その石川さん、『発音がいまいち』だそうだよ。

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スピードラーニングの看板がこれだ。他の人がうまくいく可能性はさらに低いんじゃないかな。

 

音読もリスニング初心者にはオススメしない

発音を間違って覚えるリスクあり

では、音読するのはどうだろう。

東進ハイスクールの安河内哲也氏や駿台予備校の竹岡広信氏も推薦している。リスニング勉強法の中では最もメジャーな勉強法といえるだろう。

しかし、僕はリスニングの対策として音読をするのは、少なくとも初心者には効果が薄いと感じている。

確かに、音読は能動的だ。単語一つ一つを読まなければいけない。シャドウイングならば音声にも注意しなくてはいけないからなおさらだ。

 

しかし、シャドウイングは僕自身ずっとやってきた。そしてその結果が、2019年度第1回英検のリスニング正答率59%だ。

少なくとも僕自身は、シャドウイングによって十分な効果を実感することはできなかったよ。

 

なぜだろうか。どうして僕がシャドウイングでリスニング力を上げることができなかったのだろうか。

例えばシャドウイングをすると、教材から流れる音声と自分の音声とが混じる。

すると、正しい音が自分の音声と混じってしまう。

 

自分である程度正しく発音できるのならまだしも、そうでないのなら、むしろ自分の口から発せられる『間違った』発音を耳でキャッチしてしまい、正しい音声を理解できなくなる可能性がある。

シャドウイングに全く効果がないとまではいわないけれど、正しい音声を聞けるようになるという意味では、少なくとも初心者にシャドウイングはオススメできないよ。

 

発音を練習すれば2ヶ月で劇的にリスニング力は変わる

正しい発音の理解を最初にやろう

 

では、どうすればリスニングができるようになるのか。

シャドウイングのところでも触れたけれど、とにかく正しい発音が理解できるようになることが第一歩だ。

 

そこでオススメするのが、発音の練習だ。

特に、独学ではなくてちゃんとしたレッスンをオススメするよ独学では気づかなかったような発音ミスまで訂正してくれるからね。

 

僕は2019年の8月から、オンライン英会話のネイティブキャンプの『発音コース』の受講を始めた。

もともとはリスニング対策という意識は全くなくって、純粋に発音の矯正として受講を始めたんだ。

英検二次試験(不合格)で発音の評価が10点満点中6点だったから、この部分を変えようと思って始めたんだ。

 

最初、僕の発音は最悪だった。なんと、LとRの区別さえできていないといわれたんだ

最初は戸惑って、そして恥ずかしかった。だって、英検1級の一次試験に受かっていたのだから英語に対する自信はそこそこあった。それが、LとRとは。なまじプライドがあったからショックだったよ。

前回の二次試験対策として、独学で発音の矯正にも力を入れていたつもりだった。しかしその結果が、LとRさえろくにできていないレベルだったとは思ってもいなかった。

 

その授業では、レッスン時間(25分)を最大限活用し、LとRの違いを練習した。

先生も、カメラの前で舌をうごかして丁寧に教えてくれて、何とかLとRを区別して発音することに成功した。

それからも、LとRに限らず、間違いを指摘されるたびに練習したよ。

 

それから1ヶ月後。9月のこと。

英検一次試験対策に「リスニングもしなきゃな」と思い、教材を開き問題を解いてみた。

「あれ、聞こえるぞ!?」

 

これが、Part1を聞いたときの最初の正直な感想だ。

もちろん、一度練習したことのある教材だから聞こえるのは当然だ。

 

しかし、以前は地獄のように聞き取れなかった。

だけど、発音コースを受講して1ヶ月経ったその時、音が文章として聞こえていたんだ。

 

そしてその一か月後、リスニングで初の正解率8割超えに成功する。

ちなみに、他のリスニング対策はしていない。

TOEICの直前にそれ専用の教材で勉強はしたけれど、それくらいだ。毎日のシャドウイングとかは何か月も前にやめてしまっている。

 

また、これだけだと、リスニング力の向上が発音訓練によるものかわからない。

事実、僕がネイティブキャンプそのものに加入したのは2019年2月のことだ。それが影響したとしてもおかしくない。

 

しかし、だとすれば、第1回の英検(6月開催)の時点で僕のリスニング力は向上していたはずだ。

しかし実際は59%だった。

となると、第1回試験当時は受けていなかったが、第2回試験の前には受けていたコースが影響していると考えていいだろう。

 

また、僕が現在受講しているのは発音コースと5分間ディスカッションのコースだけ。

そのうちディスカッションの方は、始めから別のコース(日常英会話コース)に入っていた項目なので、こちらがリスニング力増強に関与していたとは思えない。

 

結論を言うと、発音コースが僕のリスニング力を上げてくれたのだと考えているよ。

 

 

発音が分からなければ当然聞こえない

 

では、なぜ発音を鍛えると音声がよく聞こえるのか。

僕の実感したことなんだけれど、発音をきたえることで、音声を単語としてとらえられるようになったんだ。

 

発音を鍛える前、読まれる文章が僕の脳内でどう認識されたかを表すと、下のような感じになる。

Paryof  ?ope sa former conservative po??? partyn Japan ???ed by Tokyo Gabrabra??? Yuriko Koike.

 

という感じに、単語が聞き取れない・発音がリンクして意味不明な音声として認識されてきたんだ。これでは、理解なんてできるはずもない。上の文で言うと、former,conservative,Japan,Tokyo, Yuriko Koike といった単語単語しか聞き取れず、そこから文の内容を推測するしかない。

それが、発音をきたえ、発音のリンクやアクセントを習得することで

Party of Hope is a former conservative political party in Japan founded by Tokyo Governor Yuriko Koike. 

 

と、ちゃんと音声を文字として認識できるようになったんだ。

上の文章を解読するのは難しいけれど、下の文章ならやさしい。そのまま読めばいいだけの話だ。

 

これが、発音練習の結果だとすれば、利用しない手はないよ。

 

リスニングが苦手な方は、ぜひともオンライン英会話で発音に特化したコースを受講しよう!

ネイティブキャンプなら、発音にこだわった授業が受けられるからオススメだよ!

 

今回はここまでだよ(^●ω●^)



 

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