はいどうも、カワウソだよ。
Duolingoで韓国語を達成したよ。現在は3周目に突入しているよ。(追記 いつのまにか5周目に突入してました)
さて、Duolingoで韓国語を学習してわかったことがある。
一般的に言われているように、韓国語は日本人である僕にとってかなり学習しやすかったよ。しかし、だからといって問題が全くないわけでもなかったということだよ。
今回は、Duolingoを2周達成した僕が、韓国語の難易度についてかんがえていくよ。
(注意
私がいままでにやってきたDuolingo韓国語版は、日本語で韓国語を学べるバージョンができる(2021年2月ごろ)前、すなわち英語で韓国語を学ぶバージョンのものです。日本語で学ぶ版とは異なる部分がある可能性があります。)
Duolingoでわかった韓国語の特徴
初見の文字は言語学習最大の壁だ
まず、韓国語を学習するうえで最大の障壁にぶつかった。
それは、文字だ。ハングル文字がまず最大の壁だった。
以前学習していたスペイン語は、使われているアルファベットは英語とほとんど同じだった。
読み方が英語と違うこともあるけれど、それでも対応できた。
あるいは、現在学習中の中国語。
この発音アクセントは日本語とは全く違うし、漢字も日本とは違う見た目をしているのだけれど、それでもなんとなく読める。
発音は難しいけれど、文章の意味はわかる。
認識ができるから、文法も比較的簡単に理解できた。
しかし韓国語はそういうわけにはいかない。だってハングル文字があるんだもの。
ハングル文字が漢字やアルファベットほど日本で多用されているわけではないよね。
そのため、まずは文字を覚えることからはじめなければいけない。
どの言語もそうだろうけれど、文字を覚えなければその言語の理解度はめちゃくちゃ低くなる。
僕は、Duolingoの1周目で、ハングル文字の学習をおざなりにして次へ進めてしまった。というのも、しっかり勉強しなくてもうっすらわかるんだ。ハングル文字は、右側あるいは下側に母音が書かれてある。そのため、子音がsだったかtだったかを覚えていなくても、母音だけ覚えていればなんとなくわかる。
それで、最初の学習時にふんわりと「理解できてきたな」と思って次へ進んでしまった。
これが大きな間違いだった。
当然のことながら、全然理解できない。
なんと、文字ではなく音声を聞いてなんとか理解しようとしたほどだよ。文字は終盤になっても半分くらい読めなかったほどだ。
1周目は無理やりクリアした感じで、当然身についた実感は全くなかったよ。
2周目の時は、ちゃんと文字を学習してから文法に進んだのだけれど、やっぱり理解度が全然違う。
2回目というのもあるだろうけれど、それでも1回目の10倍くらい深く理解できた。
韓国語に限ったことではないけれど、特に非欧米系の言語を学習する際は、その言語の文字をしっかり頭に入れてから文法や単語を学習しよう。
文法は日本語に近い
そして文法。これがまあ、非常に簡単だった。
というのも、韓国語は語順が日本語とほとんど同じだったんだ。
英語や中国語、スペイン語といったメジャーな言語は、たいていがSVOすなわち、「誰が+なにした+何を」とう順番だ。
すなわち、「私はあなたを愛しています」をこれらの言語で表現しようとするならば、「私 愛する あなたを」の順番になる。SOVの語順になるね。
メジャーな言語で、このSOV文法のものは本当にまれだ。これが、日本人が外国語を苦手とする一つの理由だろう。
しかし、韓国語は違う。日本語と同じように基本はSOV「誰が+何を+なにした」の語順だ。
逆に言うと、韓国語を学ぶ上では、英語が非常に邪魔ともいえる。
現在Duolingoで韓国語を学習する際、日本語で韓国語を学ぶことはできないんだ。
すなわち、英語バージョンで韓国語を勉強せざるをえない。
だから、例えば英文を韓国語に訳すなど、わざわざ語順の異なる言語を使って学ばざるを得ないのが、非常に厄介だったよ。脳内でいったん日本語訳してからさらに英訳したものを解答背あるを得ないから非常に面倒だよ。
どうかDuolingoは、日本語で韓国語を学べるコースを早急につくってほしいよ。
数詞は難しい
そんな、日本語と似ている韓国語だけれれど、当然難しい場面もある。
僕の場合、数詞がそれだった。
数詞とは、例えば人間には「一人、二人」と数えたり、細長いものを「一本、二本」と数えたりする、この「人」や「本」のことだ。英語やスペイン語等ヨーロッパ語族においては(少なくとも僕の知る限りは)存在しない。
これを覚えるのが大変だった。この数詞は中国語にもあるのだけれど、中国語の数詞のほうが感覚として覚えやすかった。
というのも、韓国語では漢字が使われない。いわば、仮名文字だらけの日本語を読むようなものだ。
漢字とかな文字とどちらが覚えやすいかは人それぞれだが、一般的には、漢字で表現されたほうが分かりやすいだろう。同じように、表音文字の韓国語では、数詞といういわゆる丸暗記の必要がある単元は覚えにくかった。というか今でも覚えていない。
日本語と似ているからこそ、この数詞の分野はなかなか骨が折れるものだと感じたよ。
韓国語とともに韓国文化も学習できる
また、Duolingoで韓国語を勉強するにあたって、韓国文化も同時に少し学んでいくことになる。
これはもちろん他の言語を学ぶときもそうなのだけれど、韓国語に関しては、特に現地特有の食べ物の名前がよくでていた。
kimchiとかならまだ日本人にもなじみが深いけれど、kimbap(キムパプ)なるものがたびたび出てきたのを強く覚えているよ。
調べてみると、日本の海苔巻きのようなもので、現在はファーストフード的な扱いを受けているそうだ。
日本の海苔巻きに由来しているそうだけれど、日本の海苔巻きにファーストフードという印象を持つ人は少ないだろうから、なかなかのカルチャーショックだよ。韓国にいったらぜひ食べてみたいよ。
Duolingo韓国語の唯一の難点
領土問題・地名問題で若干緊張感
とはいえ、ちょっと引っ掛かったところがあることも否めない。言語学的なものというよりは、政治的な話だ。
ある韓国語を英訳する問題で、ちょっとひっかかる問題があった。
それは、その文章中に『동해』という単語が使われていたことだ。
直訳すると「東海」、とはいっても愛知県や三重県のことではない。東海オンエアの略でもない。
なんと、これは日本海の韓国での呼び名なのだそうだ。
これは別に日本だけが言っているわけではなくて、国際的にもSea of Japanで通っている。
とはいえ、問題ではEast Sea を選ばなければ正解できない。
英訳において、いくつかの単語があってそれを選択肢て文を完成させるようになっている。
Japanがあったけれど、”Japan Sea”と回答すると不正解となったよ(日本海の英訳はJapan SeaではなくSea of Japanだから当然なのだけれど)
別に、日本海の呼び方が今大事なのではない。それはまた別の話だ。
僕が言いたいのは、ややこしい話を語学学習アプリに持ってくるのはいかがなものかということだ。
欧米のひとからすると、「East Sea ってどこだよ」という話にもなる。聖書においては、ヨルダンとイスラエルの間にある死海を意味するらしいから混同する人もいるかもしれない。
正直なところ、語学学習アプリとしてちょっとどうなのかとは思っているよ。
今回はここまでだよ。
Duolingo開発者さんには、ぜひ日本語バージョンも検討してほしいよ(^●ω●^)
(追記)
2021年2月より、Duolingoで日本語で韓国語を学ぶことができるようになったよ。
これで、Duolingoで日本語で学べるコースが、英語、中国語、韓国語の3種類となったよ。
これからアジア圏の言葉の需要がますます高まってくると思うから、ぜひこのままDuolingo日本語版は開発を続けてほしいよ。
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