大坂なおみ選手がTIMEの表紙を飾ったので記事を読んでみた

2019年1月17日 0 投稿者: yamada-otter

はい、どうも。ヤマダカワウソだよ。今日も学んでいこう。

2019年1月19日号のTIMEで、テニスの大坂なおみ選手が表紙を飾ったよ。

大坂なおみ選手といえば、セレーナ・ウィリアムズ選手を倒し、2018年のグランドスラムで優勝したことで知られているね。

 

TIMEの記事では、大坂選手の背景や、謝罪の件、また、彼女の特性と比較した日本の特質も書かれていたよ。

今回は、どのような内容だったかを説明していくとともに、大坂なおみ選手の生きざまをみていこう。


グランドスラムと大坂なおみ

大坂は、観客がウィリアムズ熱なのを知っていた

 

大坂なおみ選手といえば、グランドスラムでブーイングを受けたことで知られる。

あの瞬間彼女が発した“I’m sorry.”の意味をめぐって、純粋に謝罪しているのか、それとも皮肉交じりなのか、といった議論が日本でも沸き起こっていたね。

TIMEには、次のように書かれている。

She knew the crowd, and millions more watching on TV,desperately wanted Williams to win (中略) after she nearly died after giving birth.

When it was her turn to speak, Osaka apologized for doing her job and beating her opponent.

(訳)彼女は、観衆、さらに、テレビで見ている何百万もの人が、ウィリアムズに、彼女が子供を産んだ後命を落としかけて以降、24番優勝してほしいと思っているのを知っていた。

彼女が話す番になったとき、大坂は、自分の役目(テニスの試合)をしたこと、そして相手を負かしたことを謝罪した。

TIME 1/21

なぜあそこまで米国民が熱狂したのか、日本のメディアではあまり言われていないかもしれないけれど、ウィリアムズ選手は2017年に赤ちゃんを産んでいる。

そして、その後持病の悪化もあって手術を余儀なくされた。その手術により、巨大な血腫ができていたことも判明した。

 

ウィリアムズ側から見ると、一度出産で命を落としかけたウィリアムズ選手が翌年グランドスラムで優勝することを期待していた。これほど感動的なストーリーはないわけだね。

人種差別云々もあるだろうけれど、ウィリアムズ選手のこうした背景を知っていると、「自分は悪役だ」というのを感じ取るだろう。

 

だから、(悪役の私が勝ってしまって)ごめんなさいということになる。

 

And so it was that the woman who could be the heir to the Williams sisters met the world through a frowning face and lowered brim.

その時(彼女の話す番になったとき)、ウィリアムズ姉妹の後継者となりうる女性が、苦痛の表情で世界を見、そしてキャップのつばをおろした

 

 

大坂なおみと日本

「国際的」スター・大坂なおみ

日本では、大坂なおみ選手のことを「日本人」だと思っている人が多い。

確かに、国籍上日本人であることは正しい(正確には、アメリカとの二重国籍)。

 

しかし、どちらかというと、彼女を「国際人」としてみた方が正しいのかもしれない。

彼女は、日本人の母とハイチ系アメリカ人の父の間に生まれ、3歳以降アメリカで暮らしている。

 

大坂なおみ選手が、日本の性質だけとか、アメリカの性質だけ、とかを持っているわけではない。

彼女自身も、次のように語っている。

Osaka says she doesn’t feel more attached to one part of her identity than to any other.

大坂は、自分は自らの属性のどれにも、より強く結びついているとは感じていないと言っている。

 

日本人としての感情も持っているけれど、それと同じくらい、アメリカ人としての自分もあるし、ハイチ系の自分もある。

もし日本人がアメリカで彼女のことを「日本人として~」というと、もしかしたら、少し変に思われるかもしれないね。

 

日本人の定義とは

彼女の属性にかんして、TIMEは日本文化の特徴にふれている。

Japan is one of the most homogenous places in the world.

日本は、世界一同種性の高い場所の一つである。

 

同質的なのがいい場合もあるけれど、それが障害になることもある。

記事では、日本人とアメリカ人のハーフの英語教師が、毎回同僚に、日本語のフレーズを理解できるかどうかきかれるそうだ。

“People kind of dumb everything down. It gets really annoying.”

みんな、何でも簡略化して伝える。それが本当にウザい。

 

ハーフな見た目というだけで、「日本人じゃない」と思われるのが、日本の問題点だ。

これによって、日本人の親を持つ日本人が、「外国人」扱いされるという問題が生じている。

 

しかし、大坂選手の活躍により、映画『ハーフ』の作者で自身も日本人とナイジェリア人のハーフであるHermony Egbeさんは次のように言っている。

People are having to redefine Japanese identity.She’s helping spread that conversation.

日本人のアイデンティティを定義しなおさなきゃいけない。彼女(の存在)は、その議論を助けてくれるだろう。

 

見た目だけで「日本人でない」と判断される日本人がたくさんいる。そういった現実の中で、日本人以外の遺伝子を受け継いでいる大坂選手の活躍は、「日本人とはなにか」を考えさせるきっかけとなりうるんだね。

 

 

大坂なおみの生きざま

「私は私になる」

大坂なおみ選手自身、自分が100%日本人でもなければ100%アメリカ人でもない、そういう旨のことを言っている。

“I don’t really know what feeling Japanese or Haitian or American is supposed to feel like, I just feel like me”

私は、日本人やハイチ人、アメリカ人がどういう風に感じるのか、本当に知らない。私はただ、私らしく感じる

 

そして、優勝により、「次のウィリアムズ」と評されてきたことに対してもこう語っている。

 “I don’t think there is ever going to be another Serena Williams. I think I’m going to be me. And I hope people are O.K. with that.”

次のセレーナ・ウィリアムズが誕生するとは思わない。私は私になる。それでみんながオーケーだといいな。

 

大坂選手は、国籍などでいろいろな要素があるからこそ、何色にも染まらない、「自分色に染まる」「自分らしく」ということを自覚しているのではないかと思うな。

 

今回はここまでだよ。

大坂なおみ選手の存在が、日本人の同質性に関する諸問題を解決するきっかけになればいいと思っているよ(^●ω●^)

 

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